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笹生陽子の作品は、「ぼくらのサイテーの夏」が面白かった。児童書ですが大人にも面白い。
書店で本書を見かけて手に取る気になったのは、「サイテーの夏」の記憶によります。

「サイテーの夏」では小学校高学年男子が主人公でしたが、「楽園」では中学二年生の男子が主人公。
登場人物も男子中心です。
笹生陽子は、驚くほど男子児童、男子生徒の気持ちをとらえた作品を書くことに驚かされます。どうして、そこまで的確に男子の気持ちが分かるのでしょうか。きっと昔は男子だったのでしょう。

同じ児童書でも、森絵都が女子を主人公にしているのとは対象的に思えます。

森絵都が描く主人公は、いい子を演じることに疲れた女子が不良っぽい男子に惹かれるというお決まりで常套的でステレオタイプの作品が多く、不良少年は本当は寂しがり屋のいい人でイケメンであるという大昔の少女マンガを彷彿させるパターンが多かった、ような気がする。

対して、笹生の「楽園」に登場する不良少年は、頭も性格も顔も悪い田舎のヤンキーという描かれ方で、読んでいて実に小気味がよいです。

物語としてはかなり無理があり、不審に思いながら読まなくてはいけないのですが、そういう理屈を忘れるほど話が面白い。イイトシをして、主人公の中学二年生に感情移入してしまいそうです。これぞ、「中二病」かしらん? なんて。

ちなみに、物語の無理は、最後に無理に解決がつきます。
無理が通れば道理が引っ込むといいますが、面白ければ屁理屈も引っ込みます。




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