FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ドン・キホーテといえば。
風車を巨人だと言いはって挑みかかっていく、というくだりが有名です。

このエピソード、敵わないのは分かっていても、敢えて挑戦する、という構図で引用されることがある。
なんだか、負けると分かっている勝負でも、騎士道に鑑みて闘わねばならぬ、という悲壮感のあるドン・キホーテが感じられます。

が、原典によれば、まったく違うのですね。

そもそもドン・キホーテは、齢50になろうとする男が騎士道物語を読みふけるうちに、頭の中が残念なことになってしまう。
そして騎士物語に書かれていることこそが、世の中の真実だと思いこみ、自ら遍歴の騎士となって旅立つ。
その途中で出会った風車を気の毒な脳みその故に、巨人だと思いこみ玉砕するのです。

ちょうどマンガの読み過ぎで、自分は超能力者の末裔で世界を悪の組織から守るために生まれてきた、と信じている、いわゆる「中二病」患者みたいなものです。
そんな大昔から、中二病があるとは知りませんでした。
しかも日本を遠く離れたスペインで。さすがはマンガとアニメの国、クール・ジャパン。

こういう風に書くと、ドン・キホーテはいかにも狂った困った人間のようです。
確かにそばにいたら迷惑であろう人間である一方で、騎士道を重んじるが故に誠実であることこの上ない人物です。
信じ込んでいる騎士道世界の成り立ちや精神性を、極めて論理的に話したりもします。

従ってドン・キホーテと話した人は、果たして彼が狂気の人なのか正気でしかも賢い人なのか分からなくなってしまいます。

それで思い出したのが、赤塚不二夫の名作ギャグマンガ「天才バカボン」
バカボンのパパが、まさにドン・キホーテ的人物だと思います。
馬鹿なのか賢いのか分からない。まさに、天才・バカ、なのです。
まあ、正しくはバカボンは息子の方ですけど。
(余談ですが「天才バカボン」とは、息子バカボンのことではなく、パパとバカボンが繰り広げるドタバタ劇のことを意味しているような気がする)

ということで、バカボンのパパがドン・キホーテなら、息子のバカボンがサンチョ・パンサという役どころになりそうです。

原典の「ドン・キホーテ」はトンデモなく長いオハナシです。
子どもはもちろん、大人でも岩波少年文庫で読めば十分だと思います。



どうしても原典を読みたいなら、気合いを入れて読む必要がありそうです。



簡単に済ませたいなら、マンガ版もあるですよ。


スポンサーサイト
カテゴリー一覧
 ※読書感想文を応援します!
 ※読書・書籍・本・古本
 ※音楽を聴こう!
 ※会社員の話
 ※マナー・生活
 ※買い物日記
 ※ひとりごと
 ※未分類
新着エントリー
 ・09-13  ※先生、しゅくだいわすれました(山本悦子)
 ・08-24  ※おかわりへの道(山本悦子)
 ・08-20  ※きいろいばけつ(もりやまみやこ)
 ・08-20  ※強くてゴメンね(令丈ヒロ子)
 ・08-10  ※夜間中学へようこそ(山本悦子)

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://onara931.blog80.fc2.com/tb.php/252-9089c836
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。