本の紹介
高学年向け〜5年生6年生に♪
障がい者と向き合う生活童話
短編集〜短いお話がいくつか

あらすじは・・・
正一のお姉さんは、17才つまり高校生くらいなのに、かんたんな計算もできなければ字の読み書きもほとんどできません。
なぜならダウン症という病気のせいで、重い障がいがあるからです。
学校にはいかず、障がいのある人のための福祉作業所で働いています。
そのお姉さんがある日、家族にお願いしたことはなんだったかというと。

感想文のヒント!
障がいのある人をとりあげた作品では、みんなで温かく見守ってあげたり助けてあげたりするお話がけっこうあります。

ですが現実の世界では、そう簡単にはいきません。

「ぼくのお姉さん」の正一は、お姉さんのことをクラスの友だちにからかわれます。
「歯形」というお話では、障がいのある子どもを転ばせていじめる小学生が主人公です。
「あざ」というお話では学校でいじめられている女の子が、障がいをもつ女の子にやつあたりをしている。

きれいごとばかりでないのが世の中の現実です。

作者の丘修三さんは、養護学級の先生として障がいのある子どもたちと長い間接して来たからこそ、そういう現実をたくさん見ているはず。

だから感想文を書くときも「きれいごと」を書いてすませてはいけない。

「障がいのある人を助けてあげたいと思った」
「障がいのある子とも仲よくしたいと感じた」だけでは全然だめ。
もちろん心の底からそう思っているなら別だけど。

自分は障がいがなくてよかった、家族に障がい者がいなくてよかった、という本音を書くくらいの覚悟は必要だ。
ただし、そこから「どうして障がいがなくてよかったのか」を、読む人がよく分かるように書かないと作文としては失格ですよ。


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2008/03/03(月) 08:23 | | #[ 編集]
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