ふうちゃんのハーモニカ(西野綾子)

本の紹介
高学年向け〜4年生5年生6年生に♪
長編
生活童話・戦争体験

あらすじは・・・
主人公・あや子(作者の子ども時代)の親友は、ハーモニカが上手なふうちゃん。お兄さんが戦争に行ってしまって、お母さんとふたりでくらしているけども、元気にハーモニカをふいて、まわりの人たちの心を明るくしてくれていた。
だけどもだんだんと戦争がはげしくなって、敵の飛行機が家の近くまでやってくるようになった。
戦争を始めた大人たちとは、なんの関係もない子どもたちが、いやおうなく悲劇に巻き込まれていく様子を淡々と描いた名作です。

感想文のヒント!
とっても悲惨な戦争体験なのですが、作者は「かなしい」とか「つらい」という言葉を使うことなく、淡々と物語を語っていきます。その淡々とした語り口が、かえって登場人物の心情を強くうったえてきます。
これは作者が体験した事実の重さというものが伝わってくるからです。

「戦争はいけない」とか「子どもがかわいそうな目にあうから」、「自分があや子やふうちゃんだったらどうする?」という作文もいいのですが、作者の文体や語り口に注目した感想文も面白いです。

特別、むごたらしい場面やかわいそうだという描写がないのに、どうして戦争の悲惨がこうも伝わってくるのか。
余計な表現や修飾がない分、作者の心の中にある思いが、直に伝わってくるからではないでしょうか? ということを主題に書いてみてください。

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読書感想文を応援します! | 【2008-05-30(Fri) 17:39:13】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

ふたりでまいご(いとう ひろし)

本の紹介
中学年向け〜3年生4年生に♪
中編
メルヘン童話

あらすじは・・・
王女さまのように、やさしいお母さんと、かしこいお父さんにかわいがられてそだった女の子がいました。
それが主人公の「あたし」。ところが弟が生まれて、あたしはお姉ちゃんになった。
ある日、世界一のお姉ちゃんだと思っているあたしに、弟は「オニババ」といった。頭にきたあたしは、弟をセンジンノタニに落としてやることにした。
ところが、思いがけなくあたしもいっしょにセンジンノタニに落ちちゃったみたい?

感想文のヒント!
主人公「あたし」は、弟のことがあまり好きではありません。
そこでセンジンノタニで弟をきたえるといいつつ、イジワルをして遠くの公園でまいごにしてやろうと計画するのですが、自分も帰り道が分からない。道を聞く相手がカメやネコ、犬だったのでメルヘンタッチに笑えます。

弟をきたえる(いじわるしてやる)つもりが、思いがけず「あたし」本人が姉としてきたえられてしまうというストーリーはありがちですが安心して読めますし、学校向け感想文にもピッタリです。

弟(妹)なんてちっともかわいくないと思ったけど、やっぱり大好き!
自分は一人っ子だけど、兄弟がいたら楽しいなと思いました!
お姉ちゃん(お兄ちゃん)も、こんな風に思っていたのかな?これからなかよくしたいです!

こういう感想文がいくらでも書けちゃうよ。
幼年童話となっていますが、長いしテーマとしては中〜高学年くらいにちょうどいいと思います。
マンガみたいに楽しく読めるところもいいですね。


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読書感想文を応援します! | 【2008-05-23(Fri) 13:35:01】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

はるになたらいく(岸本進一)

本の紹介
高学年向け〜5年生6年生に♪
長編
生活童話

あらすじは・・・
字も書けない計算もできない、授業中にじっとしていることもできない転校生、西村勇太が5年3組にやってきた。
はじめは勇太みたいに「ふつう」とはちがった子に対する教育意欲に燃えていた先生はつかれてしまう。
クラスのリーダー格のチュウにはじゃまにされる。
だけど色々な「事件」を通して、皆の勇太をみる目は少しずつ変わっていく。

感想文のヒント!
物語の視点(登場人物のだれの目を通したお話の運びか)が、割にめまぐるしく変わります。
その視点を通して、登場人物の勇太に対する気持ちの変化が描かれています。
気持ちの変化を読み取ってみよう。

最初のうちはやる気いっぱいだった先生が、勇太を別の学校にまかせたい気持ちになる場面。
そしてまた気持ちが変わる展開。
勇太を迷惑がっていた友だちが、少しずつ勇太に近づいていって勇太を助け、
そして自分が勇太に助けられる展開。

丁寧に読み取ってみて、登場人物の気持ちを考えて書けば感想文が書けます。
ちょっと読みにくい部分もあるけど、割合に感想文に仕上げやすいお話ですよ。


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読書感想文を応援します! | 【2008-05-14(Wed) 17:21:45】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

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