天使の翼―心がはばたくとき(倉橋燿子)

本の紹介
高学年向け〜5年生6年生に♪
長編
生活童話

あらすじは・・・
香織は、いつも自分に自信が持てず声も小さくて言いたいこともいえない。それでクラスメイトからもいじめられていた。
「自分はどうしてここにいるのだろ」と悩む日々を送っていた香織が「スノードロップ」という花をきっかけにして大きく変わっていく物語。スノードロップの花言葉は「逆境の中の希望」。

小学6年生の香織たちは、卒業記念に花壇を作る。
そのための土や肥料をくれて応援してくれるおじいさんがいるのだけど、チューリップを植えるというプランに反対したり、ちょっと変わり者らしい。だけど、おじいさんが「スノードロップを植えたい」と言い出したときから、香織の心に変化がはじまる。

感想文のヒント!
本にも書いてあるんだけど、「逆境」とは「本当につらいこと、つらい状況」のことだ。
花言葉は、その中にも希望はある、どんなにつらくても悲しくても、いつかいいことがあるよ、という意味だ。
朝の来ない夜はない、やまない雨はない、など似たような言葉は他にもいっぱいある。
それだけ、つらい思いや悲しい目にあった人がおおいということだ。

いじめられた経験がある人や、気が弱くて自分の言いたいことがいえない人には、香織の気持ちがよくわかると思う。
香織の気持ちをなぞるようにして読んでいって、どのできごとがどのように香織を変えていったかを読み取ってみよう。
そのプロセスに感動したら、そこを書き出していけばいい。

幸運にもいじめられた経験がない人や、香織は反対に何でも思ったことをいえる人は、そうじゃない人もいるんだということを、この物語から読み取った上で、同じように考えてみようか。

ただし、読書は「友だちをいじめてはいけません」という道徳のお勉強ではない。
感想文を書くときに、いじめ対策の方に力点をおいて書くとおかしなことになるよ。
物語の中で、香織が親友に「そんなんだからいじめられるのよ」と冷たく突き放される場面もある。
「いじめられる方にも問題あるよねー」という感想文でも決して悪くない。悪くないどころか、むしろオモシロイ作文になる。ただし、どうして「いじめられる方にも問題がある」のかが、よくわかるように書かないといけない。
それを論理性という。論理性がない展開では、読んだ人は納得しません。


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読書感想文を応援します! | 【2008-03-24(Mon) 17:17:40】 | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]

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