お気に入りの書籍、本の紹介。たまにはジャズを中心にした音楽も話題にします。 色々な本を読みますが、児童書は特に好きです。 楽しく読める本、読書感想文のお役にたてる本などをオススメします。


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海外の日本人には、日本にいる日本人よりも日本がよーく見えていることが実感できるエッセイ集です。

外国人が日本の社会や日本人を見ると、驚いたり不思議だったりすることが多々あるはず。
同じ日本人でも、西と東でカルチャーギャップ(納豆を食べるとか食べないとか、すき焼きよりもジンギスカンの方が好きだとか)があるくらいですから、外国人が感じる違いの大きさはいかばかりでしょう。

そういうことが面白いのか、昔から外国人が書いた日本人あるいは日本社会論みたいな本は人気があります。
例え、日本人はこういうところがダメなのだ、と言われても、日本人はあまり腹を立てたりはしません。
むしろそれを面白がったりする。

さて日本人と外国人の中間にいる人の視点というものが、また面白いものです。
「中間にいる」人とは、日本人だけど海外での暮らしが長い人、のこと。

日本人でありながら、海外の習慣や考え方に慣れ親しんでいるため、日本人の考え方や行動原理に違和感をいだく。
一方で、やはり日本人なので違和感の後で納得してみたりする。

そういう自分の中で起きたカルチャーギャップを自分なりに消化した上で、カルチャーギャップに気づかなかった読者に示して面白がらせてくれるのは、海外在住歴が長い日本人ならではの視点です。

もっとも海外で長く暮らせば誰でも面白い本が書けるというワケではありません。
冷静に観察する力やユーモアのある語り口も必要です。

望遠ニッポン見聞録の著者、ヤマザキマリは風呂場限定のタイムスリップ漫画「テルマエロマエ」の作者。
若いころはイタリアで暮らし、結婚後もポルトガルや米国など海外暮らしが長い。
しかも漫画家ということで観察眼とユーモアのセンスは本職のものです。

特に昨年(2011年)の震災直後に日本からイタリアに戻った作者を乗せたタクシーの運転手さんのエピソードは涙腺を刺激します。

「日本人は素晴らしい。でも、辛いときは泣いたり怒ったりしていいんだよ」
まるでイタリア映画のワンシーンのようなセリフですね。



ドン・キホーテといえば。
風車を巨人だと言いはって挑みかかっていく、というくだりが有名です。

このエピソード、敵わないのは分かっていても、敢えて挑戦する、という構図で引用されることがある。
なんだか、負けると分かっている勝負でも、騎士道に鑑みて闘わねばならぬ、という悲壮感のあるドン・キホーテが感じられます。

が、原典によれば、まったく違うのですね。

そもそもドン・キホーテは、齢50になろうとする男が騎士道物語を読みふけるうちに、頭の中が残念なことになってしまう。
そして騎士物語に書かれていることこそが、世の中の真実だと思いこみ、自ら遍歴の騎士となって旅立つ。
その途中で出会った風車を気の毒な脳みその故に、巨人だと思いこみ玉砕するのです。

ちょうどマンガの読み過ぎで、自分は超能力者の末裔で世界を悪の組織から守るために生まれてきた、と信じている、いわゆる「中二病」患者みたいなものです。
そんな大昔から、中二病があるとは知りませんでした。
しかも日本を遠く離れたスペインで。さすがはマンガとアニメの国、クール・ジャパン。

こういう風に書くと、ドン・キホーテはいかにも狂った困った人間のようです。
確かにそばにいたら迷惑であろう人間である一方で、騎士道を重んじるが故に誠実であることこの上ない人物です。
信じ込んでいる騎士道世界の成り立ちや精神性を、極めて論理的に話したりもします。

従ってドン・キホーテと話した人は、果たして彼が狂気の人なのか正気でしかも賢い人なのか分からなくなってしまいます。

それで思い出したのが、赤塚不二夫の名作ギャグマンガ「天才バカボン」
バカボンのパパが、まさにドン・キホーテ的人物だと思います。
馬鹿なのか賢いのか分からない。まさに、天才・バカ、なのです。
まあ、正しくはバカボンは息子の方ですけど。
(余談ですが「天才バカボン」とは、息子バカボンのことではなく、パパとバカボンが繰り広げるドタバタ劇のことを意味しているような気がする)

ということで、バカボンのパパがドン・キホーテなら、息子のバカボンがサンチョ・パンサという役どころになりそうです。

原典の「ドン・キホーテ」はトンデモなく長いオハナシです。
子どもはもちろん、大人でも岩波少年文庫で読めば十分だと思います。



どうしても原典を読みたいなら、気合いを入れて読む必要がありそうです。



簡単に済ませたいなら、マンガ版もあるですよ。


本の紹介
※中学年向け~3年生4年生に♪
※中編
※生メルヘン・ファンタジー

あらすじは・・・
夏休み、ラジオ体操にはちゃんといきましたか?
いつもラジオ体操におくれる女の子と、毎日一番のりの男の子が見つけたふしぎなおじいさん。
ふしぎなおじいさんがビルの上でつり上げたふしぎなココナッツの実から、またまたふしぎなことが!


感想文のヒント!
ラジオ体操がにがてな人なら、こんなことがあるならはりきれます!と書けそう。



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冬休みが近づいてきました。
クリスマスやお正月など楽しい行事があって、じっくりと本を読む時間がないかもしれませんね。
でも、そういう時だからこそ、このブログや新聞に出ている本の紹介を参考にして、ステキな一冊に出会ってください。

本の感想が口コミで読めるサイト、読むログにも、参考になる意見がたくさん見つかります。
それを見て本を選んでもいいですし、本を読んで自分の感想をみんなに読んでもらうのもいいと思いますヨ。

あなたが出会った大切な一冊の本を、みんなの大好きな一冊にできますように。






本の紹介
高学年向け~5年生から大人まで♪
長編
海外児童文学作品

あらすじは・・・
転校生が物語のきっかけになる。
日本、外国を問わずによくあるパターンです。

テラビシアにかける橋も、転校してきた女の子が主人公の男の子の人生を大きく変えます。
男の子と女の子の物語ですが、初恋といった甘いお話しではありません。
もっと力強い、人間の生き方を考えるような物語です。
それだけにラストシーン近くの別れの場面は、胸がはりさけそうになります。

感想文のヒント!
一番のクライマックスは、女の子とのお別れを経験した主人公の様子です。
普通に考えるような行動ではなく、まるで女の子との思い出を捨ててしまおうとするような行動をとる主人公。
どうしてそうなったのか?
それを考えるだけでも、あなたは大きく成長できます。

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